被相続人が所有していた土地を相続した場合には、相続税を知るためにも財産評価基準書に示されている路線価を調べる必要があります。
この路線価とは土地の前面の道路に対して1?当たりの価額をつけたもので、相続税や贈与税の計算で使用するものです。

財産評価基準書に示されている路線価は、毎年7月初旬頃に国税庁からその年分が発表されます。
その為、路線価を最終的に決定するのは国税庁ですが、その作業においては不動産鑑定士や相続税法に精通している税理士など外部協力の専門家が携わります。
ただ前年の路線価がある場合については、前年と比較してその近辺の不動産市況や個別事情を参考に、どの程度上がったか下がったかという判断基準になります。

路線価の調べ方ですが、国税庁のホームページの「財産評価基準書 路線価図・評価倍率表」に記載されていて、無料で誰でも簡単に閲覧することが可能です。
しかも、最新のものと過去6年分の合計7年分のデータが開示されているので、インターネット環境さえあれば簡単に調べられます。

ちなみに、7年以上前の路線価の調べ方ですが、国税庁のホームページでは閲覧することができませんが、関東や関西に居住の方は国会図書館で路線価の冊子から調べることが可能です。
国会図書館では1973年分(昭和48年)以降の路線価図を冊子で保存していて、1972年以前のものに関してはマイクロフィルムで保存しているようです。
ただ、相続税や贈与税の計算で使用する路線価なら、被相続人が死亡した年の分で十分なので国税庁のホームページで閲覧できます。

路線価は全国すべての土地についているわけではなくて、交通量や取引事例がないような地方では路線価が設定されていません。
また、市街化調整区域内の山林や農地などに関しても一般的には路線価は設定されていないので、そうした土地の財産評価は別の方法で算出します。
それは、固定資産税評価額×評価倍率という算式による倍率方式という方法で、それに使用する評価倍率の調べ方は路線価図と同じです。

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